SNS

(Facebook始めた頃のアイコン。完全に顔出すの躊躇してる。)

2009年にツイッターを始めて、知らない人の文字をたくさん読むようになった。タイムラインに流れる140文字の中に、なんて上手に書くんだろーと思う人達を見つけて刺激的だった。140文字ってこんなにたくさん書けるんだと思った。

文字を書くのは子供の頃そんなに好きでもなかったのに、ツイッターに出会ってから大人になってから好きになったのかもしれない。これはわたしの人生でとても大きな出来事。無料サイトを借りて表に出さない日記を始めたのもそんな頃。

「上手く文字を書きたい」と思うようになる。わたしの思う上手くの上手く具合をさぐる。まず始めたのは思いついた事を書いてみてどんどん言葉を減らしていく。最低その言葉があれば内容がわかるかなーのギリギリまで。これは今も文字を書く時にたまに意識的にやっているがなかなか難しい。

ツイッターで見つけた遊びのひとつに、上手に書く人が使ったおもしろい単語を拾ってメモして、その単語から物語を作ったり、思う事とはめ込んだりして表に出さない日記に書いたりしていた。この遊びがとてもおもしろくてはまった。よくよく考えると猛烈に暗い遊び。

2011年ころからFaebookを始める。
カフェとバーを始めたので告知のひとつに使えないかというきっかけではじめた。ツイッターとFacebookの違いに顔が見えるのと見えないの差もあるけど「書ける文字の量」が日記と同じでたくさん書ける事。パソコンに向かって文字を書いてるのは同じだけど、向ける相手が自分で完結しているのとそうじゃないのでは全然違って、同じパソコンに向かって文字を書く行為してるのにFacebookに書く時には何か野外に出た気持ちもしていた。部屋着からジーパンに着替えるような感覚。

(Facebookその次に変えたアイコン。顔を出すのはやはり躊躇してたっぽい。)


誰でもそうだけど「はまるおもちゃ」を見つけるとのめり込む。わたしもご多分に漏れずFacebookで文字を書くことにはまっていった。そうしていると「次の遊び」をしたくなる。「次の遊び」というか自分の中の「決まり事を作る」というか小さなルールを作る事をする。
例えばつい使いたくなる凄く使いたくなる言葉を使わないとか。例えば「感謝」という言葉とか。気持ちを伝えやすい方法を使わない事で他の方法を探そうとする。ねじりだす。こういう「しばりを作る」をひとりでするのがきっと好きなんだと思う。なかなかすぐに上手くいかないから良い。

SNSをそんな風にして使って遊んでいます。


(その次のアイコン。やっと顔だす。これはだいぶ長く使ってたアイコン。)

えっ。

花屋・絵描き。 花屋併設の絵画教室とライブスペースを経営しています。 開始当初につき思いついたまま書いているのでごちゃごちゃすると思います。 2017年4月より